保護猫活動を事業として自立させる。
支援に頼らず、疲弊しない活動のかたちへ

保護猫活動を続けるために、自分のお金や時間、生活まで削り続けていませんか。
寄付や支援を集め続けることでも、自腹で不足分を埋め続けることでもなく、今ある保護猫活動そのものや、その延長線上から収益を生み出し、活動者自身が疲弊せずに続けられる形はつくれないのか。
実際に一人の保護猫活動者さんと関り、WEB屋として保護猫活動を事業として自立させるプロジェクトを始動直前まで進めた経験から、結び-LINKが考える「疲弊しない自立した保護猫活動」について書きます。
猫を助ける活動なのに、活動者自身が疲弊していく
保護猫活動には、お金も時間もかかります。
その負担を活動者自身が抱え続けることが、いつの間にか当たり前になっていないでしょうか。
命のために「足りない分は自分で出す」が当たり前になっていく
保護猫活動を続けていれば、フードや猫砂などの消耗品だけでなく、不妊去勢手術、治療、検査、通院、移動など、さまざまなところでお金が必要になります。
保護する猫が増えたり、治療が必要な猫が重なったりすれば、その負担は一気に大きくなることもあります。
それでも、目の前に助けを必要としている猫がいれば、「今月はお金がないから」と簡単に見過ごせるものではないと思います。
支援で足りなければ自分のお金を出し、それでも厳しければ、もう一度寄付や物資の支援を呼びかける。
そうやって活動を続けている個人の保護猫活動者さんは少なくないのではないでしょうか。
2026年に公表された「全国 犬猫保護活動 実態白書2026」
犬猫生活株式会社が2026年に全国の保護犬・保護猫の保護・譲渡活動を行う個人・団体120を対象に実施した「全国 犬猫保護活動 実態白書2026」では、活動で不足しているものとして「資金」を挙げた割合が88.3%にのぼりました。
さらに、必要な活動費を寄付や事業収入だけで全額賄えているのは19.2%にとどまり、約8割では活動者や団体による自費負担が発生しています。
特に小規模な活動では、「全額自費」が13.5%、「活動費の7〜9割を自費で負担」が37.9%となっており、合わせると約半数が活動費の大部分を自分たちで負担していることになります。
この調査は犬猫の保護活動全体を対象にしたものですが、回答した団体の55.8%が猫のみを保護しており、犬猫の両方を保護している団体を合わせると約9割が猫を保護しています。
個人や小規模な保護猫活動で、活動者自身がお金を出しながら活動を続けている現状を考えるうえでも、無視できない数字だと思います。
出典:犬猫生活株式会社「全国 犬猫保護活動 実態白書2026」(2026年9月8日公開)
寄付や支援が集まっても、来月の活動費まで約束されるわけではない
寄付や物資を届けてくれる人の存在は、保護猫活動を続けるうえで大きな支えになります。
実際に、寄付や支援によって活動を続け、多くの猫を救っている個人や団体があります。
ただ、寄付や支援には、自分たちだけではコントロールできない部分があります。
今月は多くの支援が集まっても、来月も同じだけ集まるとは限りません。
その一方で、保護している猫のフード代や医療費は毎月必要になり、新たに治療や保護が必要な猫と出会うこともあります。
寄付や支援を受けながら、長く活動を続けている団体や個人活動者もいます。
それだけの支援の輪を広げ、継続して活動できているのであれば、それも一つの形だと思います。
ただ、特に個人で活動している場合、毎月必要になる活動費を寄付や支援だけで安定して賄い続けることは、決して簡単ではないと私は思っています。
毎回自分のお金で埋める状態が続けば、活動を続けたい気持ちがあっても、いつか生活の方が持たなくなる可能性があります。
だから結び-LINKは、寄付や支援を集めることだけではなく、自分たちでも活動に必要なお金を生み出せる仕組みを持つことが必要だと考えています。
保護猫活動者が差し出している時間は、その人の命でもある
保護猫活動で活動者自身が差し出しているものは、お金だけではありません。
給餌、見回り、捕獲、TNR、通院、保護した猫の世話、清掃、里親探し、問い合わせへの対応、SNSでの発信、支援者への報告など、活動を続けるほど必要になる時間も増えていきます。
「全国 犬猫保護活動 実態白書2026」でも、活動で不足しているものとして「資金」に次いで多かったのが「人手」で、59.2%にのぼっています。
さらに猫では、69.2%が「無理なく世話ができる理想的な頭数より多く保護している」と回答しており、22.4%では理想的な状態の2倍を超える猫を抱えていました。
特に個人で活動している場合、その一つひとつを誰かに任せたり、分担したりできるとは限りません。
仕事をしながら活動している方もいれば、家事や子育て、家族との生活と両立しながら続けている方もいます。
保護活動に使う時間が増えれば、その分だけ仕事や家族との時間、休む時間、自分自身のために使える時間は減っていきます。
「時は金なり」という言葉がありますが、私は時間はもっと重いものだと思っています。
時間は、その人の命そのものです。
一日は誰にとっても24時間しかなく、一度使った時間は二度と戻ってきません。
ボランティアだから、尊い活動だからという理由だけで、その時間を無償で差し出し続けることが当たり前になっていいとは思いません。
まして保護猫活動は、遺棄や飼育放棄、無責任な繁殖など、人間の身勝手によって生まれた問題に向き合っている活動でもあります。
その問題を見過ごせなかった人が、自分のお金を出し、自分の時間まで削り続けなければ活動を続けられない。
私は、その構造を少しでも変えられないかと考えています。
活動に必要なお金を自分たちで生み出し、そこに費やす人の時間にもきちんと価値を持たせる。
活動者自身が疲弊し続けるのではなく、猫を助ける活動と自分の生活を両立できる仕組みをつくる。
それが、結び-LINKがいつも考えている「疲弊しない自立した保護猫活動」です。
保護猫活動は社会的価値がある事業として対価を貰うべき
結び-LINKは、保護猫活動そのものに社会的な価値があり、その活動と、そこに費やす人の時間には対価があるべきだと考えています。
保護猫活動は、猫好きの勝手な救出活動ではない
保護猫活動を始める理由は、人によって違うと思います。
猫が好きだから始めた方もいれば、弱っている猫を見て放っておけなかった方、地域で増えている猫の問題に関わるうちに活動するようになった方もいるはずです。
でも、始めた理由が何であっても、実際に行っていることは目の前の猫を助けるだけではありません。
飼い主のいない猫が増えれば、糞尿や鳴き声、繁殖、交通事故など、人と猫との間でさまざまな問題が起こります。
環境省も地域猫活動について、「猫」の問題だけではなく、地域の環境問題として取り組む必要があるとしています。
TNRや保護によって繁殖を抑え、弱った猫を治療につなげ、里親を探し、人と猫とのトラブルが大きくならないように活動する。
そうした人たちがいるから、猫の命が守られるだけではなく、地域の中で問題がさらに大きくなることも抑えられています。
保護猫活動は、猫好きが自分の満足のためだけにやっている救出活動ではありません。
結果として、地域や社会が抱える問題の一部を解決している活動です。
「○○好きだからやっている趣味」と一緒にしてはいけない
活動者さんに対して、心ないコメントを目にすることがあります。
猫が好きだから保護活動をしているんでしょう。
そんなふうに、趣味の延長のように捉える人も少なからずいます。
お酒が好きだから、仕事が終われば繁華街へ飲みに行く。
ゴルフが好きだから、休日でも早起きしてコースへ出る。
好きなアーティストやアイドルがいるから、時間とお金を使ってライブへ行く。
どれも、その人が好きで、自分の楽しみのために時間やお金を使っています。
それはそれで大切な時間です。
でも、猫が好きだから始めた保護猫活動まで、それと同じ「趣味」で片づけるのは違うと思っています。
この問題がなぜ起きているのか。
放っておけばどうなるのか。
活動者さんたちが現場で何を背負っているのか、
それらも知らずに、「猫が好きだから勝手にやっているんでしょう」と趣味のように片づけてほしくありません。
例え、好きで始めた活動であっても、社会の問題を背負い、誰かが担わなければならない役割を果たしているのであれば、それは社会的な価値を持つ活動だと、もっと多くの人にわかってほしいです。
放っておけば大きくなる社会問題を、現場で食い止めている
もし、保護やTNRをする人がいなくなり、行政だけでは対応しきれない状態になればどうなるでしょうか。
猫はとても多く繁殖するため、そのままにすれば飼い主のいない猫が増えていく地域も出てきます。
猫が増えれば、すべての人が温かく見守ってくれるわけではありません。
糞尿や鳴き声などで生活に影響が出れば、動物が好きではない人からすれば「邪魔だ」「いなくなればいい」と感じることもあるでしょう。
本気で命を奪いたいと思っていなくても、腹を立てて強い言葉を口にしてしまう人だっていると思います。
私は、そうした光景が当たり前になっていくことが、良い社会だとは思いません。
特に気になるのは、そこで育つ子どもたちです。
身近な大人たちが弱い命に対して、
「邪魔だから消えればいい」
「全部○んでしまえばいい」
といった言葉を日常的に口にしている環境が、子どもたちに何の影響も与えないとは思えません。
もちろん、それを聞いて育った子どもが動物を虐待するようになる、その先で人を傷つけるようになる、と単純に言い切るつもりはありません。
私はその分野の専門家でもありません。
ただ、動物虐待と対人暴力との関連を指摘する研究は実際にあります。
だからこそ、命を粗末に扱うことへの抵抗が薄れていくような環境を、社会として軽く考えていいとは思いません。
そして、そこまで問題が大きくならないように現場で動いているのが、保護猫活動者さんたちでもあります。
誰かが目を背ければ、そのまま残ってしまう問題に向き合い、もっと大きな社会問題になる前に食い止めている。
私は、その活動そのものに大きな社会的価値があると思っています。
「保護猫活動でお金を稼ぐな」という考えには違和感がある
保護猫活動を事業にする話をすると、「命を掲げたビジネスにするな」「命を使って金儲けをするな」と考える人もいると思います。
でも結び-LINKは、その考えには賛同できません。
社会に価値を提供する仕事には、対価が支払われます。
商品を作ることにも、料理を提供することにも、人を楽しませることにも価値があり、その価値に対してお金が支払われています。
それなら、命を守り、放っておけば大きくなる社会問題に向き合い、その問題を小さくしている保護猫活動だけが、無償でなければならない理由はないと思っています。
むしろ、命を扱う活動だからこそ、安定して続けられる仕組みが必要です。
活動費が足りなくなれば保護できなくなり、活動者自身が疲弊して続けられなくなれば、その先で助けられたかもしれない命まで救えなくなります。
「命を掲げているから利益を出してはいけない」のではなく、命を守る活動を長く続けるために、その活動自体が収益を生み出せる仕組みにする。
結び-LINKが目指しているのは、そういう自立した活動のかたちです。
そして、事業として社会に価値を提供し、その対価として得た収益であれば、利益を出していいと考えています。
活動費を賄うだけではなく、活動者自身にもきちんと対価が支払われ、そのうえで利益が残る事業にしていい。
さらに、その利益によって活動者自身が豊かになっていくのが正しいことだと思っています。
生活を安定させ、きちんと休み、家族との時間を持ち、自分の好きなことにお金を使い、ときには少し贅沢をしたっていい。
それは、寄付として託されたお金を私的に使うこととはまったく違い、自分たちが保護猫活動を事業として成立させ、社会に価値を提供した結果として得た利益だからです。
命を守る活動をしている人だけが、自分を犠牲にして貧しくなければならない理由はありません。
社会に必要な活動を担っている人が、その活動によって自分自身の生活まで豊かになる。
結び-LINKは、それで正しい、そうでなければいけないと考えています。
活動者自身も、自分の活動と時間に価値があると考えてほしい
これは、保護猫活動している方自身にも伝えたいことです。
「猫のためだから」
「ボランティアだから」
「今まで無償でやってきたから」
そう考えて、自分がしている活動に対価を求めることへ抵抗を感じる方もいるかもしれません。
でも、誰かがやらなければならない社会の問題に向き合い、命を守るために自分の時間を使っている。
その活動自体に、社会的な価値があります。
そして、そのために使った時間は二度と戻ってきません。
毎日の給餌や見回り、捕獲、通院、保護した猫の世話、里親探しなどに使っている時間は、自分の命の一部を活動に使っているということだと私は思っています。
だから、活動者さん自身にも「自分がしている活動には価値がある」と思ってほしいです。
善意で始めたから価値がないのではありません。
これまで無償で続けてきたから、これからも無償でなければならないわけでもありません。
猫を救うために費やしている時間も、社会の問題に向き合っている活動そのものも、本来は価値のあるものです。
そこに対価が生まれることを、後ろめたく感じる必要はないと私は思っています。
結び-LINKは、活動者さん自身にも、自分が社会に生み出している価値と、そこに費やしている時間の重さをもっと大切にしてほしいと心から思っています。
結び-LINKがなぜ
保護猫活動を事業にしなければいけないと考えたのか
ここまで、保護猫活動そのものに社会的な価値があり、活動する人の時間にも対価があっていいという考えを書いてきました。
では、なぜ結び-LINKが「寄付や支援を集めるだけではなく、保護猫活動そのものを事業として成立させる必要がある」と考えているのか。
その原点には、私自身が一人の保護猫活動者さんに約4か月間、WEB屋として無償で協力した経験があります。
誰かの善意がなければ、活動を続けられない状態だった
私が協力した保護猫活動者さんは、子どもを育てる専業主婦で、自分自身に収入はありませんでした。
毎日のように複数の現場を回り、外で暮らす猫に給餌やお世話、必要であればTNRを行い、弱った猫がいれば自宅で保護していました。
当然、餌代や不妊去勢手術、治療費など、活動を続けるためにはお金がかかります。
活動費を補うために自身で運用するSNSで寄付や支援を募っていましたが、当時はAmazonのほしい物リストから物資がたまに届くことはあっても、寄付金が入ることは数えるほどしかありませんでした。
活動を続ければお金はかかる一方で、自分自身には収入がなく、寄付も十分には集まらないため、その不足分を家計から出し続ける。
当然、その形をいつまでも続けることはできません。
もっと寄付や支援を集めるために公式HPの制作相談
家族の生活費から活動費を出し続けることも難しくなり、このままでは活動そのものを続けられなくなるところまで来ていました。
そこで、もっと寄付や支援を集めるために、信頼の受け皿となる公式ホームページを作ってほしいと、私に相談がありました。
当時の私は、保護猫活動にもボランティア活動にも一切興味がなく、実際に活動している方と話をしたこともありませんでした。
それでも相談内容を聞いて、このままの形で活動を続けるのは難しいと感じました。
これは、保護猫活動について詳しいかどうかの問題ではありません。
活動に必要なお金を寄付や支援だけでは賄えず、足りない分を家族の生活費から出し、その生活費から出すことにも限界が来ているのであれば、今より多くの寄付や支援が集まらなければ活動を続けられません。
つまり、活動を続けられるかどうかが、誰かが寄付してくれるか、物資を送ってくれるかという善意に大きく左右されている状態でした。
寄付や支援そのものを否定しているわけではありません。
私が問題だと感じたのは、活動の継続そのものまで、他人の善意に委ねなければならないことでした。
寄付を増やし続けるだけでは、根本的な解決にはならない
目の前の活動を続けるためには、もっと寄付や支援を集める必要がありました。
しかし、今より多くの寄付が集まるようになったとしても、「寄付がなければ活動を続けられない」という状態そのものは変わりません。
今月たくさんの寄付が集まっても、翌月も同じだけ集まる保証はありません。
一方で、猫たちの餌代や医療費など、活動に必要なお金は継続してかかります。
活動を続けるために、常に「次の支援を集めなければならない」という状態では、活動の継続を自分たちでコントロールすることができません。
誰かの善意が集まるかどうかに、活動の未来を委ね続けることになるからです。
新たに仕事に就いて収入を確保するのではなく、今ある活動から収益を生み出す
この保護猫活動者さん自身に収入がないのであれば、新たに仕事に就き、その収入から活動費を出すという方法もあります。
ただ、私はそれを目指したわけではありません。
すでに毎日のように複数の現場を回り、給餌やお世話、TNR、保護などに多くの時間を使っている。
それなら、その活動とは別の仕事に時間を使って収入を得るのではなく、今すでに行っている保護猫活動そのものや、その延長線上に事業をつくり、そこから収益を生み出せないかと考えました。
保護猫活動を続けながら、その活動を起点に収益も生み出せるようになれば、寄付や支援がなくても、その事業収益によって活動を継続できるようになります。
誰かの善意が集まるかどうかに活動の未来を委ねるのではなく、今行っている活動の延長線上から自分たちで収益を生み出し、その収益だけでも活動を続けられる土台をつくる。
結び-LINKが考える「保護猫活動を事業として自立させる」というのは、そういう形でした。
実際に保護猫活動を事業として自立させるプロジェクトを進めていた
私は実際に、保護猫活動を事業として自立させるためのプロジェクトを立ち上げ、始動に向けて進めていました。
WEB屋として事業になる可能性を感じたから、無償で協力した
私が公式ホームページの構築から公開後の運用まで無償で協力したのは、単純に「困っている活動者さんを助けたい」と思ったからではありません。
相談を受けた保護猫活動者さんは、日々の保護猫活動をSNSで発信し、すでに1万人を超えるフォロワーがいました。
何か別の商品やサービスで集まったフォロワーではなく、実際の保護猫活動を発信することで、それだけ多くの人に活動を見てもらえている状態でした。
私は2018年からWEB屋として、自分自身でも複数のWebサイトを運営し、クライアントのサイトについても、構築だけではなく公開後の運用、集客、導線設計、分析、改善まで行ってきました。
その経験から活動者さんのSNSを見たときに、寄付や支援を増やせる可能性だけではなく、保護猫活動とWEBを組み合わせることで、その延長線上に事業をつくれる可能性も感じました。
すでに多くの人が関心を持っている活動があり、日々の活動から発信できる情報も生まれています。
そこにWebサイトを組み合わせて情報を蓄積し、人が集まる導線を整え、その先に保護猫活動とつながった事業をつくることができれば、寄付や支援とは別に収益を生み出せると考えました。
それが形になれば、活動者さんにとっては、寄付や支援がなくても保護猫活動を継続できる事業になります。
私にとっても、それまで培ってきたWEBの経験を使って新しい事業をつくることになり、自分自身のWEB事業の発展につながります。
活動者さんだけではなく、私自身にも事業として取り組むメリットがあると考えたからこそ、公式ホームページの構築だけではなく、公開後の運用まで無償で協力しました。
寄付や支援を増やすことと、事業化を最初から同時に進めていた
保護猫活動者さんから相談された直接の目的は、もっと寄付や支援を集めることでした。
そのため公式ホームページでは、活動内容や運営者情報、支援に必要な情報を整え、SNSで活動を知った人が、さらに詳しく活動を知り、安心して支援できる受け皿をつくりました。
公開後も記事を作り、導線を整え、数字を見ながら運用を続けました。
その結果、支援の輪は私が想像していた以上の速さで広がり、公開から約3か月で寄付金は最低でも300万円以上、支援者は300名以上となり、Amazonのほしい物リストからも多くの物資が届くようになりました。
ただ、事業化は支援が広がった結果として考え始めたものではありません。
私が無償で協力すると決めた時点から、目の前の活動を続けるために寄付や支援を増やす取り組みと並行して、将来的には寄付や支援がなくても活動を継続できるように、保護猫活動の延長線上から収益を生み出す事業プロジェクトを進めていました。
支援を増やすことと、事業として自立させることは、最初から別々の目的を持って同時に進めていたものです。
実際に進めていた事業プロジェクトは始動直前まで来ていた
プロジェクトは、「保護猫活動を事業にできたらいい」という構想だけで終わったものではありません。
公式ホームページを運用する一方で、保護猫活動の延長線上にどのような事業をつくり、どこから収益を生み出すのかを具体的に組み立て、実際に始動する直前まで準備を進めていました。
保護猫活動の現実を知った今は、当時以上に実現したいと思っています
私がこの事業プロジェクトを立ち上げた時点では、なぜ保護しなければならない猫が生まれるのか、その背景にどのような問題があるのかをほとんど知りませんでした。
公式ホームページを運用するために活動記事を書き、必要なことを調べ、活動者さんから実際の話を聞く中で、人間の身勝手や社会の歪みによって生まれた問題を、見て見ぬふりができなかった人たちが、自分のお金や時間、生活を削りながら背負っている現実を知るようになりました。
現在は結び-LINKの運営を通じて、さらに多くの保護猫活動者さんから直接話を聞いています。
この事業を最初に考えた理由は、保護猫活動の社会的な背景を知ったからではありませんが、その現実を知れば知るほど、活動者さんだけが負担を背負い続けるのではなく、保護猫活動そのものや、その延長線上から収益を生み出し、寄付や支援がなくても継続できる仕組みを実現したいという思いは、当時よりも強くなっています。
プロジェクトに賛同してくれる個人の保護猫活動者さんと一緒に
この事業プロジェクトは、以前一度、始動直前まで進めながら諦めざるを得ませんでした。
それでも、保護猫活動を事業として自立させるという考えまで諦めたわけではありません。
むしろ、その後に結び-LINKを立ち上げ、さまざまな活動者さんから実際の話を聞くようになった今だからこそ、もう一度この事業を形にしたいと考えています。
私は今、本当のパートナーを探しています。
現場で実際に猫たちと向き合い、保護猫活動を続けながら、このプロジェクトを一緒に形にしてくれる本当のパートナーです。
現場で活動する人と、その活動を事業として成立させる仕組みをつくる人が、それぞれ自分の得意なことを担いながら力を合わせることで、活動者自身がお金や時間、生活を削って疲弊し続けることなく、今よりもっと多くの命を救える形をつくれると考えています。
寄付や支援がなければ続けられない活動でも、自腹で活動費を出し続けなければならない活動でもなく、保護猫活動そのものや、その延長線上から収益を生み出し、自立した形で活動を続けていく。
そんな保護猫活動の形を、一緒につくっていきたいと思う個人の保護猫活動者さんと出会いたいと考えています。
ご連絡は結び-LINE公式またはメールから
ご連絡は、結び-LINKのLINE公式またはメールからお送りいただけます。
公式LINEでもメールでも、使いやすい方で大丈夫です。
長くきれいにまとめなくても、
「記事を読んで連絡しました」
「少し話を聞いてみたい」
でも構いません。
いただいたメッセージは、私自身が読んでお返事します。
一度は形にできなかったこの事業を、今度こそ本気で一緒につくっていける方と出会えたらと思っています。
結び-LINKのLINE公式
メール
保護猫活動を事業として自立させるという考えのきっかけとなった約4ヶ月
私が「保護猫活動そのものや、その延長線上から収益を生み出し、事業として自立できる形をつくりたい」と考えるようになったのは、一人の保護猫活動者さんに約4か月間、WEB屋として無償で協力した経験があります。
なぜ、保護猫活動にもボランティアにも一切興味がなかった私が無償で協力することになったのか。
公式ホームページを公開してから、寄付や支援がどのように変わっていったのか。
その裏で、保護猫活動を事業として自立させるプロジェクトをどのように進めていたのか。
そして、始動直前まで進んでいたにもかかわらず、なぜ最後にはホームページも事業プロジェクトも含めて、すべてを棄てることになったのか。
その約4か月の中で実際に起きたことや、当時の私が何を考え、どんな判断をしたのかは、有料マガジン「善意の崩壊プロセス」にまとめています。
note有料マガジン
善意の崩壊プロセス
この記事を読んで、その背景まで知りたいと思っていただけた方は、ぜひ読んでいただければと思います。


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