寄付で活動する違和感。俺はボランティアではなく「自立した活動」をする彼女の未来を描いていた。

ボランティアなんだから、無償でやるのが当たり前。
命を救うためなんだから、寄付をお願いするのは仕方ない。
そんな言葉を聞くたびに、俺は得体の知れない気持ち悪さを感じる。
相手に何の価値も返さず、ただ同情を引いて金をもらう。
そんな一方通行なやり方で、本当に社会問題が解決するのか?
俺がかつて協力した活動者に提示したのは、そんな脆い「善意の集金」じゃない。Web屋としての技術と、彼女が持つ影響力を掛け合わせ、ビジネスとして自立させる「仕組み」だった。
なぜ俺が「寄付」を嫌い、ボランティアという枠組みを超えた「事業」を構築しようとしたのか。
そして、その先にどんな未来を描いていたのか。
人生を賭けて挑んだプロジェクトの裏側にあった、俺の意図をここに書き残しておく。
寄付の違和感 相手に何も返さず、金をもらう意味がわからない
お金は、仕事やサービスといった「価値」を提供した対価として受け取るものだというのが俺の根本にある。

インタビュアー
以前の活動では多額の寄付と成果を出していましたが、ゆいさんは「寄付という形自体が嫌いだ」と仰っていましたね。

うん。相手に対価もなしにお金をもらう意味が俺にはわからない。何も返さずにお金を募ることには、どうしても個人的な違和感が拭えない。
「寄付」が持つ本来の役割
寄付は、自分では直接できない活動を、信頼できる誰かに託す「託される側」への投資でもある
社会問題を解決するための「エンジン」として、善意のお金が回る仕組み自体は否定しない。
多くの活動が寄付によって救われ、命がつながっているのも紛れもない事実。

インタビュアー
寄付そのものを否定しているわけではなく、その「集め方」や「立ち位置」にゆいさんなりの美学がある、ということですね。

俺は活動者じゃないから、やり方に口は出さない。でも、俺が協力するなら、ただの「お願い」で終わらせたくなかったんだ。
未来のために Web屋として提示した「武器」と「自立」
活動者と初めてコンタクトを取ったとき、協力しようと決めた最大の理由は、彼女が持っていた「フォロワー1万人」という数字だ。
それは単なる人気取りの道具じゃない。
俺も、そして彼女も、さらに上のステージへ上がるための強力な「武器」になると確信したからだ。
影響力の活用
初めてコンタクトした時点で活動者のSNSフォロワーは1万人を超えていた。
動画のアカウントを分析してもっと伸びると確信していた。
SNSフォロワーとWebサイトを繫げば大きな影響力になるとおもった。
この影響力とWeb屋の導線んを引いた発信力があれば、外部から資金を動かすための最大の条件になる。
泣いて寄付を待つのではなく、この影響力を価値として提示し、ビジネスとして協賛を得る。
Web屋の俺がやるべきことは、その影響力を確実に「事業の種銭」に変えるための導線を設計することだった。

インタビュアー
確信があって協賛プロジェクトを活動者にずっと提案していたのですね?

うん。確実にSNSもサイトも伸びるとおもっていたからね。活動者のSNSとWeb屋の発信力があれば成功する確率はかなり高いとおもってたよ。だから俺も無償でやったんだよ。
「協賛プロジェクト」という自立の柱
寄付という不安定なものに依存せず、自分たちの活動そのものをブランド化して運営費を作る。
支援する企業にもメリットがあり、活動側も胸を張ってお金を受け取れる、対等で強固なビジネスモデルの構築。
これが実現して初めて、活動は「自立」へと向かう。
そう信じてフルコミットしてきた。
動画やサイトで「助けてください」と誰かに生殺与奪の権を握られているうちは、本当の意味で自由な活動なんてできない。
自分たちで資金を生み出す仕組みを持つことは、誰の顔色もうかがわず、自分の信念を貫くための「大きな柱」を手に入れるということ。
俺は協力した活動者を、いつ途切れるかわからない支援に怯えるボランティアではなく、自分の足で立ち、自分の力で命を守り抜くプロの活動家になってほしかった。
活動者も俺に頼んできた時はそんな未来を語っていた。
それが、俺がこのプロジェクトに人生を賭けた理由だ。

インタビュアー
寄付を待つ側から、価値を提供する側へ。その転換こそが、本当の意味での「自立」なんですね。

そう。対等なビジネスパートナーとしてお互いが利益を出し、自立し続ける。そのサイクルが回ってこそ、共倒れせずにどこまでも高く上がっていけると信じていた。
視野を広げる 遠くない先に確信していた「最短の解決策」
活動者はほぼ毎日、100km近く移動し、目の前の数現場に追われていた。
その効率の悪いやり方が、猫達の為に、自分が出来る事だと思っていたのだろう。
俺の視点は違った。
もっと広い視野で現状を見れば、今の勢いなら、すぐそこに「根本から解決できる未来」があることが分かっていたからだ。
「点」の活動から「拠点」による解決へ
毎日100km移動して現場を回るやり方は、いつか限界が来る。
俺が描いていたのは、SNSの影響力とWebの発信力を結集させ、活動の「拠点」を作ることだ。
俺が協力して2ヵ月で活動者のSNSフォロワーは4万人に到達する勢いで伸び続けていた。
サイトも比例してPVやエンゲージも伸びている。
この影響力があれば、地元の協賛企業から場所の提供を受けたり、クラファンで拠点を確保したりすることは、決して遠い夢じゃない。
バラバラな現場を一つに集約できれば、移動に費やしていた時間や経費は、すべて命を救う時間に変えられる。
TNRの限界を仕組みで超える
俺はそもそも、TNRの「R(リターン)」、つまり救った猫をまた外に戻すというやり方にモヤモヤしていた。
活動者は自宅でこれ以上保護できないから、元の場所に戻して毎日餌やりや体調チェックに通うしかない。
それは現状では「しょうがない」ことだ。
でも、協賛をつけてクラファンなどの仕組みを整え拠点を作れば、その「しょうがない」は解決できる。
過疎化が進む田舎なら、廃倉庫や廃校を安く借りられる可能性は高い。
拠点があれば、今管理している数現場の数十匹をすべて保護し、管理することも可能になる。
何より「住所を公開できる実体」があることは、行政や地域からの絶大な信用に繋がり、活動者は元より命を守る最強の盾になるはずだ。
伸び続ける数字が裏付ける「確信」
いつか解決できればいい。
そんな生ぬるいことは思っていない。
日々アカウントを分析し、右肩上がりの数字を見ていた俺には、それがすぐにでも実現可能な「最短ルート」だと確信があった。
視野を広げて戦略を立てることは、現場を軽視することじゃない。
目的を一つずつ解決していけば、救いたいと願った命を「外に戻す」必要なんてなくなる。
それが俺の考える、Web屋としての、そして協力者としての誠実な挑戦だった。

インタビュアー
活動者が「本当は保護したいのにできない」と嘆いていた壁を、ゆいさんはWebと戦略という外側からの力で壊そうとしたんですね。

できない理由はわかってる。だから、それを解決するための「拠点」と「資金」を、彼女の持つ影響力を使って作ろうとしたんだ。本気で「命を懸けてやりたい」と言うなら、これ以上の解決策はないと今でも思ってる。
視野を広げる 命を「看板」にするか、本気で「解決」を望むか
俺が提示した「活動の柱・拠点」という未来は、活動を継続し、問題を根本から解決するために避けては通れない道だった。
だが、どれほど具体的で最短なルートを見せても、活動者がそれを選び取ることはなかった。
「命を懸けている」という言葉の重さ
彼女は「命を懸けて活動している」と何度も口にしていた。
もしそれが本当なら、自分のやり方や今の環境に固執せず、一匹でも多く救える「最善の策」に飛びつくはずだ。
だが、現実は違った。
俺が求めた徹底した透明性や、自立するための柱・拠点作りよりも、彼女が選んだのは「今のままのスタイル」だった。

俺にはどうしても、救われる命よりも「必死に救っている自分」という看板を守りたいようにしか見えなかった。
本当に救う者か、それともインフルエンサーか
拠点を持ち、企業や関心のある人を巻き込んだ「事業」として確立させることは、活動者の自由を奪うことじゃない。
むしろ、誰の顔色もうかがわずに信念を貫くための、最強の盾を手に入れることだ。
それを拒み、今目の前にある寄付とフォロワー数という「不安定な善意」に依存し続ける道を選んだのなら、それはもう社会問題を解決する「活動家」ではなく、命を道具にした「インフルエンサー」でしかない。
俺が人生を賭けて作りたかったのは、そんな一過性の脆いものじゃない。
本気で「解決」を望む人間とだけ、俺は一緒に上がりたかった。

インタビュアー
どんなに完璧なシステムや戦略を整えても、最後にそれを選ぶかどうかは、その人の「本気度」次第だということですね。

うん。俺は活動者の「救いたい」という言葉を信じてロードマップを引いた。でも、彼女が本当に守りたかったのは、猫じゃなく自分自身だったんだろう。
反省とこれから 伝えきれなかったビジョン。俺の中に残る「後悔」
Web屋として、活動を自立させるための正解(ルート)は提示した。
でも、結局それを活動者に選ばせることができなかった。
そこには俺自身の力不足に対する、消えない後悔がある。
「正論」だけでは、心は動かせなかった
4万人の影響力をどう使い、どう自立するか。
その戦略を彼女に「自分事」として持たせられなかったのは。
どれだけ数字や合理性を並べても、本人がそのビジョンを信じ、今のスタイルを捨てる覚悟を持てなければ、それはただの「絵空事の押し付け」になってしまう。
活動者の「本当は全部保護したい」という願いを、ただの夢物語ではなく、確実な現実として信じ込ませるまで、俺は伝えきることができなかった。
協力者としての「敗北」
Webサイトを構築・運用し、支援の輪を大きく広げた。
そこまでは成功した。
でも、その先の「自立」というゴールに彼女を導けなかった。
活動者が救っている猫たちの未来まで、俺は自分の技術で守りきりたかった。
それができなかったのは、協力者として、あるいは一人のパートナーとしての敗北だと思っている。
この敗北は、俺のなかで今も「反省」として残っている。
もっと別の伝え方があったのではないか。
もっと寄り添うべきだったのではないか…と。

インタビュアー
仕組みを動かす「人」の心を、本当の意味で変えきれなかったことが悔いとして残っているんですね。

うん。正論だけじゃ人は動かないんだ。彼女にその「覚悟」を持たせられなかったのは、俺の甘さだった。その問いは、今も俺の中にずっと残っている。
結び-LINK この後悔を、あなたの「善意ある活動」へ繋ぐために
正論だけでは人は動かない。
どれほど優れた戦略も、本人がその未来を信じきれなければ、ただの押し付けで終わってしまう。
活動者にそのビジョンを「自分事」として持たせられなかったことは、俺の協力者としての大きな反省だ。
だからこそ、俺は「結び-LINK」を作った。
本気で社会を変えようとする善意の人が、一人で抱え込み、迷い、立ち止まってしまうことがないように。
現場のリアルな情報を共有し
善意が疲弊しない、搾取されない未来を一緒に目指しませんか?
もし、あなたが今、現場の過酷さに疲弊しながらも「自ら立ち上がりたい」と願っているなら、その想いを俺に教えてほしい。
俺が経験したこの「後悔」は、決して俺たちだけの話じゃないはずだ。
今もどこかの現場で、同じような壁にぶつかり、疲弊している人間がいる。
俺は、そんな現場の「リアルなエピソード」を集めて、このサイトで共有していきたいと思っている。

あなたの活動における「歪み」や「葛藤」を教えてほしい。あなたが直面している現実を共有することで、他の誰かが自立するための「仕組み」を作る材料にしたいんだ。あなたの経験が、次に挑む誰かの武器になる。
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