サイト公開3ヶ月で寄付約300万以上・1.8万PV。Web屋が作った「信頼の器」と、溢れ出した善意が狂わせたもの

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サイト公開3ヶ月で寄付約200万以上・1.7万PV。Web屋が作った「信頼の器」と、溢れ出した善意が狂わせたもの

SNSに1万人のフォロワーがいても、なぜ活動費は常に底をついていたのか。

そこにあったのは、フォロワーからの「いいね」は飛んでくるが、実質的な支援には繋がらないという残酷な現実だった。

サイトを作る前の現場は、ごくわずかな寄付と、たまに届く物資がある程度。
活動者は自分の生活を削り、持ち出しで必死に命を繋いでいた。

俺は活動をコントロールしたわけじゃない。
ただ、バラバラに散らばっていた現場の熱量を、Webサイトという公的な「器」に整理して置いただけだ。
だが、その「形」が整い、「信頼」が可視化された瞬間、数字は劇的に動き出した。

ホームページ公開からわずか3ヶ月。
寄付金約300万円以上(推測)、Amazonからは数えきれないほどの物資。
18万PVで集まる関心。

一見、完璧な成功に見えるこの数字。
だが、この圧倒的な「善意」の流入が、皮肉にも活動者の感謝を麻痺させ、俺たちを「健全なパートナー」から「歪んだ依存関係」へと変質させていくことになる。

1万人以上のフォロワー
それでも「持ち出し」で活動し続けていた理由

フォロワー数は、必ずしも支援の額に比例しない。
足りなかったのは「熱量」ではなく、見ず知らずの誰かが「この人なら託せる」と思えるだけの、確かな信用の裏付けだった。

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聴徳りん
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SNSに1万人もフォロワーがいて、それでもずっと持ち出しで活動されていたというのは、外から見れば意外ですよね。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

そう思うだろ。でも、サイトを作る前は本当にジリ貧だったんだ。たまに少額の寄付が入ったり、ポツリと物資が届くことはあっても、到底それだけじゃ足りない。猫たちの医療費や食費を賄うために、活動者が自分の生活を削って、文字通り自腹で命を繋いでいる状態だった。

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1万人も「いいね」をくれる人がいるのに、なぜ実質的な寄付には繋がらなかったんでしょうか?

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

SNSの断片的な投稿だけじゃ、支援を考えている人は最後の一歩が踏み出せないんだ。「この人は本当に実直に活動しているのか?」「託した寄付がどう使われるのか?」という不安が、どうしてもブレーキになる。

相手も、その現状を打破して「信頼・信用」という裏付けを得るために、俺にHP構築を頼んできた。
そこが全てのスタートだったんだ。

「信頼」の可視化が
せき止められていた善意を解放した

SNSの「点」の情報を、サイトで「線」に繋ぎ直す。
そこに、活動者本人の「覚悟」が加わったことで、1万人のフォロワーが動くための「決定的な根拠」が完成した。

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サイトを公開した途端、それまで動かなかった数字が動き出した。何が決定的な差だったのでしょうか?

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

HPを作った俺が言うのもなんだが、決して「サイトさえ作ればいい」という話じゃない。活動者自身も、SNSでの発信を必死に継続していたし、何より大きな覚悟を決めたんだ。

それまではPayPayとAmazon欲しいものリストだけだったのを、サイト公開に合わせて「本名」を出し、SNSでも「銀行口座」を直接公開することにした
匿名性を捨てて、自分の素性をさらけ出して責任を持つ。
その泥臭い努力と覚悟があったからこそ、俺の作った「器」に魂が入ったんだ。

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「仕組み」と「覚悟」がセットになった瞬間ですね。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

そう。俺がやったのは、流れて消えるSNSの投稿を、活動の積み重ねが見える「公式な記録」として整えること。そこに本名と口座という「逃げも隠れもしない証明」が加わった。

動画では「見えづらかった誠実さ」に「信頼」が与えられた瞬間、これまで「いいね」しか押せなかったフォロワーたちの善意が、一気に具体的な寄付や物資となって流れ込んだ。
せき止められていた善意が、安心して着地できる場所を見つけたんだ。

寄付を募るなら「透明性」は絶対。
俺が最もこだわり抜いた収支報告

「善意だから」という言葉で、金の流れを曖昧にすることは絶対に許さない。
1円単位の可視化を求めたのは、活動の未来のためであり、何より俺自身の「Web屋としての信用」を守るためでもあった。

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口座公開という大きな一歩を踏み出した後、ゆいさんはその「運用」にかなり厳しい基準を設けたそうですね。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

うん。俺がこのHPの構築・運用で最も求めたのは、徹底した透明性だ。本名を出し、口座を晒せば、それまでとは比べ物にならない額の寄付が動く。だからこそ、「何にいくら使ったのか」を1円単位で証明しなきゃいけない。そこが崩れたら、信頼は一瞬で崩壊する。

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聴徳りん
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「頑張っています」という言葉よりも、正確な数字が何よりの証明になると。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

その通りだ。それに、俺がここまで透明性にこだわったのには、極めて現実的な理由もある。俺はこの活動に無償で協力していたが、それは将来的な「宣伝」としての実績作りでもあったし、この先、企業との協賛などでマネタイズできる可能性も見据えていたからだ。

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聴徳りん
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自分の信用を担保にする以上、譲れない一線だったんですね。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

だから活動者には、どんなに忙しくても「領収書をすべて残し、報告を入れること」を何度も、厳しく要求した。……ただ、現場の現実はそう簡単じゃなかった。この「透明性」への要求が、後の摩擦の火種になっていくんだが、それはまた別の話だ。

それまではPayPayとAmazon欲しいものリストだけだったのを、サイト公開に合わせて「本名」を出し、SNSでも「銀行口座」を直接公開することにした
匿名性を捨てて、自分の素性をさらけ出して責任を持つ。
その泥臭い努力と覚悟があったからこそ、俺の作った「器」に魂が入ったんだ。

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聴徳りん
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「仕組み」と「覚悟」がセットになった瞬間ですね。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

そう。俺がやったのは、流れて消えるSNSの投稿を、活動の積み重ねが見える「公式な記録」として整えること。そこに本名と口座という「逃げも隠れもしない証明」が加わった。

動画では「見えづらかった誠実さ」に「信頼」が与えられた瞬間、これまで「いいね」しか押せなかったフォロワーたちの善意が、一気に具体的な寄付や物資となって流れ込んだ。
せき止められていた善意が、安心して着地できる場所を見つけたんだ。

「もらう時」は必死、届いたら放置
崩れていった感謝の境界線

支援が加速する一方で、収支報告と同等に徹底したかった「感謝」の歯車が狂い始めた。
忙しさを理由に「ありがとう」を捨てた瞬間、それは健全な活動ではなく、ただの搾取に変わっていった。

活動者も最初は、届いた物資や寄付に対して、動画やサイトできちんとお礼を伝えていた。

「すごくありがたい、感謝しかない」

でも、支援が当たり前になると、いつの日からかお礼がなくなった。

「忙しいから」

「目の前の命が優先だから」

という理由で。

俺には理解できなかった。
俺は家では2歳になる娘にも「ありがとう」を徹底して教えている。
特に何かをもらった時、それを言えなければ厳しく叱る。
それが人間として当たり前のことだからだ。

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2歳の子にできることが、なぜ50を過ぎた大人にできないのか、と。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

そう。もらう時は必死になって「足りない」「助けてくれ」と訴えるのに、いざ届いたらそのまま放置。さらに、耳を疑うような言葉も聞こえてくるようになった。

「物資が凄い数届いて使い切れないから、近所の人に持ってく?」

「通帳も家庭の物だから(活動用ではなく)息子の…。」

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支援者から「命のために」と託された善意を、私物化し始めたわけですね。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

完全に麻痺していたんだと思う。もらうことに慣れすぎた結果、それはもう「感謝すべき善意」ではなく、自分たちの「自由にできる権利」に変わってしまった。その危機的な感覚のズレに、俺は強い拒絶反応を覚えずにはいられなかったんだ。

フォロワー倍増の全能感。
善意を「もらって当然」と思い始めた瞬間の危うさ

その頃にはフォロワーも倍増していた。
影響力を持つにつれ、活動者の端々に見える言動から、ある「歪み」を感じ取るようになった。
それは、無意識のうちに支援を「当然の権利」と思い始めている危うさだった。

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聴徳りん
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SNSのフォロワーも当初の倍以上に膨れ上がっていく中で、ゆいさんは活動者の「内面の変化」をどう見ていましたか?

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

届いた物資の扱い方や、口座に対するルーズな発言、そして何より「お礼・感謝・報告」を後回しにする態度。それらすべてを繋ぎ合わせると、一つの答えに行き着くようになった。

自己犠牲を免罪符にして、支援者が「命のために」と託した善意を、自分の苦労に対する「報酬」か何かのように錯覚し始めている。

結び-LINK管理者「ゆい」
ゆい

俺には本当に理解できなかった。俺は2歳になる娘にも「ありがとう」を徹底して教えている。特に何かをもらった時、それを言えなければ厳しく叱る。それが人間として当たり前のことだからだ。

この膨れ上がった支援と注目を、一過性のブームや個人のわがままで終わらせたくなかった。
俺の信用もかかっている。
だからこそ、逃げ場のないレベルで「1円単位の報告」と「誠実な対応」を求めていったんだ。
それが、さらなる摩擦を生むことになるとは分かっていても。

信頼を可視化したことで得られた、個人ではあり得ないほどの莫大な支援。
しかし、その成功が皮肉にも活動者の感謝を麻痺させ、ゆいさん自身の首を絞める結果となってしまいました。

ゆいさんはその歪みを正すために、あえてさらに厳しい『透明性』という劇薬を投入し続けました。
それは、彼女への不信感からではなく、ビジネスパートナーとしてこの活動を救おうとした、最後にして最大の誠実さだったのかもしれません

さて、次回。
爆発的な成果を出したゆいさんを待っていたのは、称賛ではなく『加速する依存』でした。
一人の人間として向き合っていたはずの協力者が、いつしか『24時間いつでも動く、都合のいい無料ツール』へと書き換えられていく。

善意が搾取へと変質していく、その生々しいプロセスの深淵に迫ります。

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聴徳りん
AIアナ

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