一本の動画を見て考えた。人間が「命を救う」なんて、本当は勝手な思い込みなのだろうか

動物愛護家ではないけれど、人間の身勝手によって生まれた命の現実を今では考え、関心を持つようになった。
ただ、最初に断っておきたい。
俺はペットを一度も飼ったことがないし、正直に言えば動物は苦手な方だ。
ボランティアとして現場に出たことも一度もない。
そんな俺が、縁あって動物愛護の活動者と遠隔で関わるようになり、裏方として画面の向こう側にある現実と向き合ってきた。
だから、これから書くことは、あくまで俺なりに感じている「一つの意見」でしかない。
動物を飼っている人が、少しでも長く一緒にいたくて病院に連れて行ったり、延命治療を選んだりする気持ちもよくわかる。
俺だって、もし自分の家族(人間)のことだったら、同じように一分一秒でも長く生きてほしいと願うだろうから。
そんな俺が、ふと考えさせられる動画に出会った。
猫の腎臓病の新薬が開発され、寿命が30歳まで延びるかもしれないというニュース。
一見、希望に満ちた話だが、討論の中で投げかけられた言葉が胸に刺さった。
動物に『明日も生きたい』なんて概念はない。
TNRは本当に正しいのか?
保護して家に入れることは、本当に動物たちのためなのか?
裏方として現実を見てきた俺なりに、この「救う」という行為の本当の意味を、少し整理してみようと思う。
猫の寿命が30歳!?
動画が投げかけた問い。
医療の進歩は、必ずしも動物たちの幸福に直結するのか?
先日、アベプラの動画を見た。
猫の死因として多い腎臓病の新薬が開発され、寿命がこれまでの倍、30歳まで延びるかもしれないというニュースだ。
一見すれば「救いの光」に見えるこの話題だが、番組内でのある指摘が、俺の中にあった「保護」や「救う」という言葉の輪郭を揺さぶった。

ゆいさん!猫の平均寿命が30歳まで延びる新薬が出るみたいですよ。これでみんな救われますよね!

救われるのは、本当に猫かな?動物には明日という概念がないみたいだし。猫にとって大事なのは15年後の未来じゃなく、今の腹の減り具合と、体の痛みがないことだけじゃないか。結局、悲しみたくない人間が、自分たちのために寿命を欲しがってるだけじゃないのかな。
データと事実
家猫の寿命を「倍」にする可能性を秘めた新薬
猫の宿命ともいえる腎臓病に、新しいアプローチを試みる研究が進んでいるらしい。
現在、家猫の平均寿命は約15歳と言われている。
その最大の壁となっているのが、高齢猫の多くが発症する「慢性腎臓病」。
この病気に対し、東京大学名誉教授の宮崎徹氏が研究する「AIM」というタンパク質を使った治療薬が期待を集めているみたいだ。
平均寿命への影響は、理論上、腎臓病を克服できれば30歳程度まで延びる可能性があると提唱されている。
動物に「明日」という概念がないという説
動物たちの時間感覚は、人間とは根本的に異なると考えられている。
討論番組や動物行動学の視点では、犬や猫などの動物には、人間のような「未来を展望する能力」がないという説が一般的のようだ。
俺なりに
動物にとって
長生きすることと、幸せである事を考えてみた。
15年延びる「寿命」は、誰のためのものなのか?

「1日でも長く生きてほしい」と願うのは人間だけなんじゃないのか?俺はどうしてもそんなふうに思ってしまう。
医療が進歩して猫の寿命が倍になるかもしれないというニュースを見て、ふと考えた。
それは確かにすごいことかもしれないけれど、そもそも無理に「寿命を伸ばす」ことが、動物たちにとって本当に必要なことなんだろうか。
犬や猫には「将来の計画」なんて考えはないと思う。
彼らにあるのは、どこまでも「今の感覚」だけってきいたから。
もし、無理な通院や治療が彼らの「今日」を壊してしまっているとしたら、それは動物らを救っているんじゃなくて、人間の「お別れしたくない」っていう気持ちを優先していることにならないだろうか。

明日を願えない動物たちに、私たちが本当に手渡すべきなのは「最高の今日」なんじゃないかってことですか?

うん。俺はそう思ってる。本当に動物に明日の概念がないなら、「今日はお腹いっぱいになってぐっすり眠れた」が良いんじゃないのかって俺はおもう。
同じ人間の責任 TNRや動物の保護活動は「救い」なのか
最初は、自然に生きる動物に人間が手を出すことが正しいのかわからなかった。
自由を奪ってまで守ることが、動物らにとっての「正解」なのか、ずっと迷いがあった。
正直に言えば、最初はTNR(不妊去勢手術をして元の場所に戻す)や、外で暮らす猫を保護して家に入れるという行為に対して、「人間のエゴなんじゃないか」という思いが強かった。

野良猫は外でのびのび暮らしているのに、閉じ込めるのはかわいそうだ。以前の俺はそうおもっていた。
繁殖という動物の本能を奪い、外で自由に生きていた時間を、家という狭い箱の中に閉じ込める。
明日という概念がない動物らにとって、それはただの「ありがた迷惑」なのかもしれない。
動物が苦手で、愛護精神がない俺の目には、最初はそう映っていた。
それでも今は、TNRや保護が必要な事だと思っている。
野良という環境を作ったのは、他でもない人間の身勝手だから。
裏方として活動に関わり、画面の向こう側の現実を見た俺は、やっぱりこれらの活動は「必要」なんだとおもっている。
もし人間が一切関わらないことが「自然」なのだとしたら、今の世の中はあまりに不自然で残酷すぎる。
環境、飢え、感染症、交通事故、そして無責任に捨てられた命。
そもそも、彼らを「野良」という過酷な環境に追い込んだのは、人間の身勝手な都合。
そんな状況を「自由でいいじゃないか」と放置するのは良くない。
せめて今、飢えや痛みを感じなくて済む場所を用意してあげること。
それが、今の俺が考える、人間が取れる最低限の誠実さなんじゃないかなと思っている。

無関心だったはずのゆいさんの考えを何が変えたんですか?

実際に見たからだよ。山の中に数十匹単位で生きる捨て猫たちの惨状や、真夏の猛暑で、若いカップルの都合で捨てられた猫が熱中症になって気絶してる姿を。

……そんな現実があるんですね。

うん。そんな地獄を『自然のままでのびのび』なんて言葉で片付けられなかった。同じ人間が勝手な都合で放り出した命なら、せめて人間が責任を持って、痛みや空腹のない場所に置いてやるべき。俺に直接その猫たちを『置いてやる』ことはできなくても、俺ができることを、無理のない範囲でやっていきたい。それが今の俺なりの正解。
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